ダウン症候群なのか把握できる

ダウン症候群なのか把握できる

30歳を超えてから結婚するカップルが多いことを考えると、高齢出産をする方が珍しくない現状があります。
高齢での出産の場合、染色体異常が原因でダウン症候群などを持って生まれる子供のリスクが高くなります。
そこで、新型出生前診断をして、生まれてくる子供に異常があるかチェックしてみることをおすすめします。
何か問題があれば、生まれてくる前に知識を持つなどの準備をすることができます。
勘違いしてはいけないのは、新型出生前診断は中絶するためのものではありません。
ダウン症候群が分かり、中絶してしまう方がいるようですが、誕生する命をもっと大事にするべきです。
決して染色体異常の子供の中絶を促す目的の診断ではないので、何のために診断するのかを理解した上で利用してください。
周りにサポートしてくれる人がいない等の特別な事情があれば仕方ないですが、普通に子育てする環境があるのであれば、中絶をする選択をするべきではないです。

新型出生前診断で判断できる「ダウン症候群（21トリソミー）」とは

「新型出生前診断」いわゆる「NIPT」は、母親の血液だけを使ってお腹の中の赤ちゃんのDNA断片を分析してダウン症候群（21トリソミー）やエドワーズ症候群（18トリソミー）。パトウ症候群（13トリソミー）などの染色体疾患を調べることができる非確定的診断検査のことです。
このように新型出生前診断で調べることができる染色体疾患のひとつであるダウン症候群（21トリソミー）は、通常2本であるはずの21番目の染色体に余分な3本目の染色体があることによって引き起こされる染色体異常症の一種で、知的障害に加えてさまざまな身体的な異常が生じる疾患です。
なお、この余分な染色体が父親から受け継がれることは非常に稀であり、1組のカップルに余分な染色体をもつこどもが生まれるリスクは母親の年齢とともに高くなることが知られています。
高齢出産ほど生まれてくる子供の染色体異常の発生頻度が高くなることは、知っておくべき事実と言えるでしょう。